小説「コーヒーが冷めないうちに」2周年記念に数学的帰納法で好きなキャラクターを考えてみる。

どうも、ハヤシです。

小説「コーヒーが冷めないうちに」が2015年12月に発売されて、もう2年です。 なので「コーヒーが冷めないうちに」発売二年目記念月間として、小説「コーヒーが冷めないうちに」、「この嘘がばれないうちに」を読み返し、次なようなコトを考えてみました。

「コーヒーが冷めないうちに」「この嘘がばれないうちに」を通して自分が一番好きなキャラクターとその理由

「時田計」 おお。意外! 自分で書いておいて意外でした。まさか計を選ぶとは。。。

好きなキャラクターってのは考えていましたが、「一番」と意識するとちょっと悩みました。が、「ちょっと」だけですね、悩んだ時間は。 「一番好きなキャラクターに計を選んだ理由」について考えてみました。(ハヤシが考えながら書いてるので考えダダ漏れの独り言のような文章になってくると思いますがご了承ください。下の方へスクロールしてもらえれば結果だけわかります。ほぼほぼ話が脱線したり、あちこち行ったりするので流しちゃうのおすすめです。)

これはハヤシが舞台「コーヒーが冷めないうちに」で時田計の夫である時田流の役を何度かやってるために時田計に恋心を持ってるんじゃあないかろうか? ん?でも演じた回数なら房木役のが多いので「高竹さん」と答えるのでは? 確かに高竹さんも好き。 なら なぜ「時田計」を一番に選んだのか。「高竹さん」との違いは何かしら? そもそも舞台出演時の相手役だからってコトで考えてる時点で間違ってるのかしら? 「異性」としてだけじゃなくて「人間」としても好きってコトで考えてみよう(当たり前だが)。 いろんな理由が思い浮かぶがピンとこない。 なのでここは数学的帰納法のような考え方をしてみよう。

(唐突) ◎命題P:「***(任意の登場人物)」はn番目に好きなキャラクターである。

で、n=1の時にも命題Pが成り立ち、n=kで命題Pが成り立つ時、n=k+1の時も成り立つコトを証明する。

これが数学的帰納法でしょう? でn=1の時、命題は「時田計」が1番目に好きなキャラクターである。 ん?こっからどう考えれば良いのだ・・・数学的帰納法だから(n+1)番目つまり2番目に好きなキャラクターとの共通点を考えれば良いってコトかしら?そうか。2番目に好きなキャラクターから逆算? とにかく2番目に好きなキャラクターを考えてみよう。

「時田ミキ」(「この嘘がばれないうちに」) えええ!? これまた意外。自分で選んでおいて意外。でも両作品読んだ人には、そりゃそうだよな感がありますね。 でも真剣に共通点なんかを考えてみましょう。そうやって考えてると、小説の中のある言葉が思い出されます。 お。答えに近づいてきたかも。すごいぞ、数学的帰納法!

その言葉とは ”平井の言うところの「幸せに生きる才能」が計にはある”(「コーヒーが冷めないうちに」:p283)

おおお!ピンときた!!!

これだ!「幸せに生きる才能」。平井さん良いコト言う!そういう平井さんも好きだ! そうなのだ。ハヤシは「幸せに生きる才能」に惹かれてるのだ。だから「コーヒーが冷めないうちに」が好きなのだ。

さて、こうなると疑問が出てくる。 「コーヒーが冷めないうちに」の登場人物、特に過去へ戻れる席に座ってコーヒーを注いでもらう人物は、全員が一種の「幸せに生きる才能」を獲得しているのではなかろうか?

二美子にしろ、高竹さんにしろ、平井さんにしろ、「過去に戻る」コトによって「幸せに生きる才能」を獲得してる。だってそれが「コーヒーが冷めないうちに」って物語の良いところだもん。 ならなぜ、他の三人でなく「時田計」が一番になっちゃうんだろう?

ならなぜ、「時田ミキ」(「この嘘がばれないうちに」)が2番目なんだろう? そうだ。「幸せに生きる才能」ランキングなら「時田ミキ」(「この嘘がばれないうちに」)でなく、「時田ミキ」(「コーヒーが冷めないうちに」)でも良いだろうし、むしろ「コーヒーが冷めないうちに」の時の「時田ミキ」がランキングインしそうなハズなのに。

じゃあ、なんじゃらほい? 「幸せに生きる才能」ってコトじゃないのかしら?いや、それはないか・・・ ん?二美子、高竹、平井は過去に行くコトで「幸せに生きる才能」を獲得した。

ん?計は「幸せに生きる才能」をいつ獲得した?それはあの席に座ってコーヒーを注いでもらった後ではない。 「コーヒーが冷めないうちに」であの席に座ってコーヒーを注いでもらった女性の中でも計だけ、時間移動から戻ってきた描写が描かれていない。小説も周りの反応がメイン。舞台では一話〜三話までのラストとの差がさらに顕著にわかります。

じゃあ、計だけが他の三人と時間移動した結果が違うのではないかしら? (話が脱線した気がしますが続けます。) 「違う」?何が? 他の三人は「幸せに生きる才能」を「獲得」した。 計は「幸せに生きる才能」を「取り戻した」ってコトかしら? いや、計が「取り戻した」のは「生きる力」ではないかしら?

計があの時点であの席に座ったコト自体「幸せに生きる才能」の恩恵じゃないの? そもそも計が時間移動から戻ってきた描写は三話冒頭で補填してるんじゃない? 話が脱線した上に、考えすぎて煮詰まりました。 なのでここは数学的帰納法で導き出した「時田ミキ」(「この嘘がばれないうちに」)との共通点から考えてみましょう。

いろいろ書いてたらネタバレばかりになったりしたので、書いては消しての繰り返しです。 なので当たり障りなさそうな感じで書きます。 「幸せに生きる才能」から派生した「『打開力』を伴う『幸せに生きる才能』」 です。 「打開力」とは今、文章を書いては消したりしてるうちにしっくりきた言葉です。

「コーヒーが冷めないうちに」でも計は「幸せに生きる才能」から溢れ出るパワーで周りの人の困難な状況や停滞した空気を打開してくれます。 その打開してくれる方法が押し付けでもなく、恩着せがましくもなく、 計にとっては自然で、 でも周りの人には思いもつかないコトだったり、 思いついても躊躇してしまうコトだったり、 でも本当は言って欲しいコトだったり、 小さい子とか特に持ってる力かもしれませんね。

小さい子って、そういう質問とか発言をして、たまにドキッとしたりしません? うん、「打開力」。良い言葉を思いつきました。 話が脱線したり、飛んだりしましたが、 「打開力」を伴う『幸せに生きる才能』 これが「時田計を一番好きなキャラクターだと言う理由」です。

以上。ハヤシでした。

小説「コーヒーが冷めないうちに」三年目もよろしくお願いします。